クリスマスはスーパー

 クリスマス時期のスーパーが好きです。

店内を流れるクリスマスソングに包まれながら、クリスマスコーナを見ていると、安堵感と高揚感が同時に訪れ、ノスタルジックな気持ちに浸れます。

というのも、小学校低学年頃の私、約30数年前まで話は遡ります…

冬の時期は陽が落ちるのも早く、夕方になるともう真っ暗で、私は暗い家に一人でいることが出来ない、なんとも可愛らしい子供でした。

母子家庭でもあり、母親が帰ってくるまで暗い家に一人で待っているなんて、とてもじゃないですが出来ません。

外で遊んで帰ってきて、家に灯がついていないと家に入る事も出来ませんでした。

そんな幼い私が逃げ場として選んだのがスーパーです。

明るく温かく人がいる事に安堵し、軽やかなクリスマスBGMと煌びやかなディスプレイに心躍らせておりました。

その姿はさぞ可愛らしかった事でしょうね。

スーパーにいる間だけは、明かりのついていない家の事を忘れることが出来ました。

で、ある程度時間が経過したら家まで戻って、窓に灯がついているか確認し、まだ暗いままだったらまたスーパーまで引き返し…という行動を繰り返していました。

スーパーとは幼い私の、寂しさと幸せの狭間に存在する空間でした。

このような思い出から、今でもクリスマス時期のスーパーに行くと、あの頃の安堵感と高揚感が蘇ってきて、童心に帰り、当時の寂しさと幸せがない混ぜになったような感覚がノスタルジーを刺激します。

ろくにパーティーとかした記憶がない私にとって、クリスマス=スーパーなんですよね。

そんな感じで、今年はまだクリスマスのスーパーに行けてなかった事を思い出したのが先日、12月24日…ヤベェ!これ逃したら今年のクリスマスは終わってしまう!と近所のスーパーに駆け込んだら…

全て、お正月コーナーに変わってました…。


本当は全然別のことを書くつもりでしたが、今日はここまで。

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