で、これです↓
サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法
適当にKindleで選んで読んだだけで、マインドフルネス関連の書籍は初めて目を通しますが…
「マインドフルネスなんて元々はウォール・ストリートのビジネスマンの間で流行ったもので、金融市場を操って後ろめたいことやっている人間のストレス解消法だ!悪いことやってストレス溜まるのは当たり前で、それをヨーガの技術の上っ面だけ利用して解消しようなんて、そんなもん認めん!」
なんて、どこかで誰かが言っておりましたが…まぁ、それは一旦置いといて…この本はGoogleで実践されているマインドフルネス瞑想の効果と、そのトレーニング方法について書かれたものですが…
さて、個人的な感想を…
うん…
これは第一に…日本語訳が良くないです。
多分、原文はユーモアに溢れ、ジョークをふんだんに散りばめて書かれているのだと思いますが…日本人の解釈に合わないというか…
そのまま直訳しているのでしょうが、次から次へといろんな人物の名前が出てきたり、専門用語とジョークが入り乱れ…今、誰が、何について語っているのか把握し辛いです…
読み進めるのがまどろっこしく感じ、ページを捲る指が中々動きませんでした…
少し勿体無い気がしました。
で、肝心の中身ですが、要約というものが好きじゃないので、要約はしませんが、この本の概要を掻い摘んで述べさて頂くと…
「瞑想」というものを神秘的で迷信めいたものではなく、科学的根拠に基づいて、科学として一般に浸透させ、誰もがマインドフルネス瞑想に触れることでEQ(情動的知能)を育み、世界平和に貢献したい…
という感じでした。
私は、とりわけEQ(情動的知能)に関心を持ちました。
EQ(情動的知能)とは、IQが知能指数を表すのに対し…EQは、思いやりや、感情の豊かさ、心のコントロール能力を表す「心の知能指数」のような感じですね。
私は常日頃、日常生活や仕事において、ただ淡々と過ごすのではなく、ただ仕事が出来れば良いというものでもなく、人間性を磨き成長していくべき…と主張しているのですが…
まさにEQ(情動的知能)を高めることこそ、人間性を磨くことに直結すのでは…と思いました。
まぁ、マインドフルネスの成り立ちはさて置き、他人を傷つける物では無いですし…これはこれで良いのではないでしょうか。
瞑想について比較的ライトに語られてるので、ヴィパッサナー瞑想の入門書として触れてみるのも良いかもしれません。
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