デジタルとアナログの狭間で

 数年前より、ノートといえばiPadとApple Pencilのみで、完全にデジタル化していたのですが、ちょっとしたメモをとりたい瞬間とか、いちいち鞄からiPadを取り出したりしているのが面倒臭くて、文庫本サイズのノートとペンを買いました。


久しぶりに紙に手書きで書き込む感覚…

なんか一周回って新鮮でした。

そしてデジタルで書き込んでいるより思考が走る感覚が得られ、集中できる気がしました。

体感的な事なので、科学的に紙のノートの方が良いとかどうとか分かんないですけど、何となく紙に直接書く方が余計なこと考えなくて思考が広がりやすい感じがします。

Apple Pencilもかなり優秀で、且つノートアプリも相当進化してきていると思うのですが、どうしても、やっぱり字が少し潰れたりするのが気になって、消して書き直して、ってしていると集中力が削がれちゃったりするので…

紙の方が「字を書くストレス」が少ないと感じました。

そんな感じですが…

ノートってたまに理路整然に、順序正しく、見た目美しく「綺麗に書かなきゃいけない」と思っている人もいますが、それは完全な誤りと言っておかないといけないですね。

「アイディアを生むためにノートに書く」というのは“記録する”事ではなく、“思考する”事なので…思考をとにかく書き出して情報整理する場なので、別に時系列に沿う必要も、綺麗に書く必要も無いです。

後で自分で見返しても何書いてあるか分からないくらいで丁度いいと思います。

書いて書いて、考えて…考えて書いて…それを繰り返して、頭の中身を言語化して出し切って、改めて頭の中に取り込んで考えて…って延々と続けるのがノートに書く目的です。

綺麗にまとめるのは清書の時だけでいいので、アイディアを生み出したい場合は“綺麗に書く”なんて意識は邪魔者でしかありません。

スマホのフリック入力なんて持っての他です。

フリック入力でアイディアを纏められると思っているのは、脳みそをスマホ汚染された馬鹿だけです。

私も脚本は、PCでタイピングするギリギリまで手書きでグチャグチャに書き殴ります。

「綺麗に書かなきゃいけない」って思う事自体が思考の妨げになるんですよね。

そんなこんなで、私が20年ばかしの経験を通して実践しているオリジナルのノート思考術の事も詳しく書きたい所ではありますが…纏めるの大変だし、需要も無いので、書きません!

デジタルもアナログも、便利な所と、不便な所、それぞれあるので、上手く使い分けて行きたいですね。

では!





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